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石川薬局通信No.14

石川薬局通信No.14

※この記事は平成27年5月に当薬局の会員様宛にお送りしました「石川薬局通信」を転載したものです。

 皆さんこんにちは。石川薬局ゼフィルスの石川です。

 今年の大型連休は皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。連休疲れがなかなか抜けきらないときは石川薬局で若甦のお湯割りをのんで元気になってくださいね!!お声掛け頂ければご用意いたしますのでお気軽にお立ち寄り下さい。

 5月から静岡県立大学薬学部の学生がゼフィルス店、曲金店に実習に来ております。約3か月の実習です。何かとご迷惑をお掛けすることもあるかとは思いますがご理解の程 宜しくお願い致します。

 さて、今回はこの時期から耳にする機会が多くなる水虫についてお話しいたします。水虫は白癬菌(ハクセンキン)という真菌(カビの一種)が原因で起こる皮膚症状です。

 白癬菌は皮膚のケラチンと言う成分を好み、ケラチンを栄養素として増殖します。白癬菌は手や体にも感染しますが、そのほとんどは足に感染します。足、特に趾間は靴や靴下で蒸れやすいので白癬菌が増殖しやすい高温多湿な状態になります。また、この時期は足が蒸れることで皮膚炎・かぶれも起こりやすいです。

 ちなみに、水虫と聞くと「すご~くかゆい!!」というイメージを持ちやすいですが、水虫ですごく痒みが生じるようなことはあまり多くありません。少しむずむずする、むずかゆいなと感じる方が多いようです。皮膚炎・かぶれの場合はかゆみが強くなることが多いです。皮膚炎・かぶれの治療薬と水虫の治療薬は相反する性質の薬を用いるのでどちらの治療も適切な 薬剤の選択が必須です。

 水虫になってしまった場合、薬の塗布だけでなく気を付けたいことがいくつかあります。

・患部が高温多湿になるのを防ぎましょう。素足や木綿の靴下などを使うと良いでしょう。白癬菌は乾燥していて湿気の無いところには寄り付きません。

・薬の塗布だけでなく薬用石鹸を併用する。薬用せっけんを用いることで外用薬の効果は上がります。

・自己判断で中止しない。しっかりと薬を塗る。見た目に良くなっても皮膚の奥に白癬菌が残っている場合があります。この場合治ったと思い 薬を止めてしまうとまた白癬菌が増殖して皮膚トラブルを引き起こしてしまいます。

 その他にもまだありますが、書ききれないので気になる方は店頭でお尋ねください。